今回は、大雪ウェディングツーリズム開発プロジェクトとして「旅する結婚式」の商品化を目指した実践型講座です。上川町の絶好のロケーションや豊かな観光資源を最大限に活かした「新婚旅行を兼ねたウェディングツアー」のモニターツアーを実施しノウハウを学びます。
▼層雲峡オートキャンプ場でのグランピング撮影の様子

この講座の全体のコーディネートをしていただいたのは、アウトドアウェディングやグランピングのプロデュースで感度の高いノウハウを持つ『Gypsy Fire Stream』。
会場の一つとなった層雲峡オートキャンプ場での撮影では、備え付けのグランピングテントを活用したロケーションの中で、ドライフラワーや白樺を用いた飾り付けで雪国らしいウェディング感が演出されていました。
そして実践講師は、モニターモデル兼撮影指導とドレス&美容指導の『永井ご夫妻』です。
▼今回モデル兼講師になっていただいた永井さんご夫婦

講座は二日間の日程で上川町内の各ロケーション候補を巡り、実際のウェディング衣装とメイクで撮影をしていきます。受講した大雪山ツアーズのスタッフやKAMIKAWORKプロデューサーはそれを実践でレクチャーを受け、シチュエーションに応じた撮影のポイントを学んでいきます。
▼キャンプ場内で雪国らしいロケーションフォト

基本的な撮り方の構図から光の読み方、モデルの表情の切り取り方や新郎新婦が喜ぶようなポイントの抑え方まで、細かく指導をいただきながら講座は進んでいきます。特に今回は、永井さんがモデルと講師を兼ねているため、両者の立場を行ったり来たりしながら色んな見方を教えていただきました。
▼ロケハンしながら撮影の指導をいただく参加者

また、真冬の極寒の中での撮影をなるべく短時間で行うために、事前準備として撮影前にロケーションハンティングにも時間をかけます。ここでも、実際に講師である永井さんと参加者が一緒に、撮影に適した場所を相談しながら探していきました。
▼氷瀑まつり会場の中で非日常感のある撮影風景

北海道・上川町だからこそできる「氷瀑」の中でのロケーションフォト。冬期のおまつり期間限定ですが、上川町にしかないファンタジックなロケーションだからこそ、普段とは違う「非日常感」を演出することができ、実際にモデルになっていただいたお二人にも楽しんでいただきながら撮影が進んでいきました。
▼撮影前後でのモデルさんへの寒さケアの様子

一方で、冬のウェディングツアーで重要になると感じたのは、十分な「寒さ対策」です。特に、撮影のため薄着で臨む必要のある新郎新婦さんたちは、撮影の前後でしっかりと温まってもらえるように周囲で十分に備えながらケアをしていく必要があります。
▼大雪 森のガーデンのヴィラから眺める冬の景色

その点今回のモニターツアー実施で、上川町内には、撮影ポイントの層雲峡オートキャンプ場にはコテージ、大雪 森のガーデンにはヴィラなど、各ロケーションで快適な施設があり、悪天候時に待機してコンディションが整うのを待ったり、次のロケーションフォトに備えて準備ができたりと、アウトドアでのウェディングツアーに対応するための環境が整っていることもわかりました。
▼大雪山国立公園の壮大な景色を活かした撮影

受講した参加者たちは、
北海道上川町という豊かな自然観光資源を抱えている土地で、その絶好のロケーションを活かしたウェディングツーリズムは、新しく建てられた快適な各施設と相まって、新しいウェディング体験を生み出せる可能性を強く感じたそうです。
そして、
今回の大雪山大学講座を活かして、こうしたアウトドアウェディングツーリズムの開発で、上川町の観光資源をもっと魅せながら届けていくことができる商品化に今後取り組む予定です。