REPORT レポート

冬の上川町に新たな楽しみ方を。かまくらでの日本酒づくり&モニターツアーを実施!

上川町で冬を楽しむ新たなコンテンツを開発しました。

「日本酒で、上川町に新たな冬の楽しみ方を増やしたい」。地方創生蔵として酒造りから上川町の町づくりを盛り上げる上川大雪酒造のそんな呼びかけから始まった、冬のキラーコンテンツ作り。大雪山大学プロジェクトのひとつとして、緑丘蔵、大雪山ツアーズ、層雲峡観光協会、上川町役場がタッグを組み、上川町の冬の寒さを生かした日本酒の開発と、それを世の中に伝えていくためのモニターツアーを実施しました。

【コンセプトは「かまくら雫取り」】
「冬の上川町だからこそできる、日本酒を使った冬の楽しみ方」としてどのようなことができるかを考えたとき、プロジェクトメンバーから「かまくらの中で搾る日本酒」というアイデアが出ました。かまくらの中での日本酒づくりは、かつて旭川市内で行われ話題になっていたものの、温暖化を理由に近年中止となっていましたが、今回、上川大雪酒造により「かまくら雫取り」と題してこの製法を復活させることに。そして、この取り組みを世に拡げるため、メディアやインフルエンサーを招待し上川町で「グランピング」体験などを行うモニターツアーの行程として「かまくら雫取り体験」を取り入れることも決まりました。


【まずは、かまくらづくり】
「かまくら雫取り」開発の第一歩は、かまくらづくり。緑丘蔵の敷地内に作られたこの大きなかまくらは、10人がかりで完成までになんと5日もかるのです。

▲重機などで集めた雪を3日かけて凍らせ固めます。

このかまくらづくりには氷瀑祭り実行委員会にも協力を依頼し、上川町役場の職員と一緒に作業をしました。

▲固まったら、大きなタンクを入れるための穴をスタッフ総出で掘りすすめます。

高さ3メートル、幅4メートルと、とても大きなかまくらが完成しました。次はかまくらの中で絞る「もろみ」を準備します。

【いよいよ、かまくらの中で酒造り】
かまくらの中へ大きなタンクを移動させたら、いよいよ酒造りのスタートです。かまくらの中で日本酒の元となるもろみを袋に詰め、貯蔵タンクの中でつるします。強い圧力をかけずにもろみを絞ることができるので、まろやかで上質な味の日本酒ができます。また、かまくらの中は一定の温度に保たれているため、酒を搾るのに適した環境なのです。

▲もろみを袋につめる「袋しぼり」。この袋を銀色のタンクの中につるします。

▲もろみ袋から搾り取られた雫が日本酒。これをタンクから瓶へ集めます。


【「かまくら雫取り」をモニターツアーで見学体験】
アウトドア雑誌の編集者やインスタグラマーなど、アクティブで発信力のある人々を集めたモニターツアーにて「かまくら雫取り」の行程を上川大雪酒造の川端杜氏の解説を交えながら、実際に袋しぼりから酒搾りまでを見学体験。マイナス10℃を下回る極寒の中、たくさんの参加者が初めて見る酒造りとできたての試飲を楽しみ、このお酒はツアー最終日にお土産としてお持ち帰りいただきました。モニターツアーの様子は北海道新聞等で記事化されただけでなく、インフルエンサーのSNSなどを通じて広く日本中に発信されました。

▲間近で酒造りを見学できるのはとても貴重な体験。

【「純米大吟醸 かまくら雫取り」を数量限定で発売】
このツアーで搾られた日本酒は「純米大吟醸 かまくら雫取り」として数量限定販売。その売り上げは全額上川町に寄付され、今後の上川町のまちづくりに役立てられます。

上川町の新たな魅力として開発された日本酒「かまくら雫取り」。冬の上川町の醍醐味がまたひとつ増えました。