REPORT レポート

大雪 森のガーデンに新エリア「遊びの森」がプレオープン!

大雪山大学プロジェクトとして、「鳥の目になるテラス」を製作しました。

▲完成したツリーテラス

2018年8月、上川町にある「大雪 森のガーデン」に、新エリアがプレオープンします。「遊びの森」という新エリアは、その名の通り遊びながら森や自然と親しくなっていける場所。いろいろな仕掛けや遊具が今まさに着々と完成しているところです。

そこで今回、大雪山大学プロジェクトとして製作しているツリーテラスづくりの現場にお邪魔しました。これから開催されるイベントや完成予定の遊具と共に、ご紹介していきましょう。

【「鳥の目になる」ツリーテラス】

▲大雪 森のガーデン

大雪 森のガーデンは、広大な敷地に花園やカフェやレストランがあったり、また隣接してヴィラも数棟あって泊まれたりもする、自然をテーマにした施設です。そこに新たにオープンするのが「遊びの森」。取材にお邪魔した時、まさにツリーテラスが完成に近づきつつありました。

▲木々の間から覗くツリーテラス

ツリーテラスとはどういうものなのか、手掛けた4人に伺ってみました。

▲写真右から、木野さん、畠中さん、陣内さん、足立さん

まず、プロデューサーとして携わっているウタウカンパニー株式会社の木野哲也さん、
建築家の畠中秀幸さんが、この森にテラスを設置しようとグランドデザインを描きました。
それを形にしていくのが、outwoodsの足立成亮さん、陣内雄さんです。
そんな彼らの考えたコンセプトとは「鳥の目になるテラス」。

▲テラスづくりに向けての視察

「鳥の目になるテラス」とは、鳥が枝にとまって休むように、人もその目線で立てるようなテラス。鳥の目線を体感するわけですから、自然に伸びている枝や生い茂った葉も、テラスを形成する大切な要素です。

▲自然の木の形状を生かしたテラスづくり

実際に完成間近のツリーテラスの上に立つと、視界は枝や葉でかなり遮られます。普段は見上げているものが目線の高さにあり、なるほど、これが鳥の目線なのかと気付かされます。しかも、下からも風が吹き上げ、足の下にも空間があるのだということがリアルに体感できます。地面を歩く私たち人間にとって、日常では味わえない感覚です。

▲木材には地元上川町のカラマツの木を使用

しかし、このコンセプトを実現させるには、困難の連続だったそう。何しろ重機の入れない場所なので、途中からは木材を人力で運ぶしかないのです。しかも、実際に生えている木やその枝を避けながら大きなツリーテラスをつくるのだから、大変な苦労だったようです。

▲こんな細い枝も残したままつくられたテラス

改めて、このツリーテラスのコンセプトを記載しておきましょう。

「鳥の目になるテラス」

森の中の静かなひととき
きれいな声でさえずる鳥たち

土や草花、葉っぱのにおい
風にゆられて、からだで感じる

そこから少し、たかいところに
彼らがみてる景色をさがしに

みんなでゆっくりのぼってみよう
大雪ふもとの森のテラス
枝にとまってくつろぐようにね

鳥の目になる不思議な時間
森にちかづく優しいじかん

【これからの「遊びの森」、さまざまなイベント】

ツリーテラスをプロデュースしたひとり、建築家の畠中秀幸さんは、実は音楽家でもあり、フルート奏者、指揮者、作曲・編曲家としての顔も持っています。そんな多才な畠中さんが、遊びの森のプレオープンを記念して8月5日(日)、音楽祭イベント「森の音楽大学」を開催します。「森の音楽大学」では、畠中さんがプロデューサーを務める「札幌管楽ゾリステン」とアマチュア楽団「HBPアカデミーバンド」が出演し、新設された交流体験棟で演奏を予定しています。ほかにも、ガーデン内各エリアでミュージシャンたちが思い思いの音楽パフォーマンスを繰り広げる予定です。

同時開催する「遊びの森ワークショップ」では、outwoodsメンバーを講師に「森のはなしのガイドツアー」を開催。木や森について学ぶことはもちろん、outwoodsメンバーに「鳥の目になるテラス」の製作秘話を聞き出すこともできるかもしれません。

その他にも「薪屋とみなが」の富永紘光さんも講師として参加する「薪割り体験」や、outwoods山内麻由美さんによる「山の仕事の写真展」など多彩なプログラムが行われます。

また、さまざまな遊具も順次完成していく予定です。

▲森の木琴

2015年のガーデンショーの際に作られた「森の木琴」が、「遊びの森」プレオープンに合わせて復活(予定)します。山に這うように巡らされた木琴。その上から木でできた球体を転がすと、優しくてかわいい音を奏でます。森の木琴は、木々のざわめきと共に心地良い音楽となって来場者の耳をくすぐるはずです。

ちなみに、「遊びの森」には多目的使用が可能な「交流体験棟」も新設され、これから様々なワークショップ会場として活用されたり、新しく室内向け木琴も常設されます。木琴と言っても、こちらも通常のものとは違い、面白い仕掛けのものになっているのでお楽しみに。

▲交流体験棟にもお楽しみはいっぱい

また、自然の中を遊泳するように、子どもたちが楽しく遊べる遊具も順次つくられる予定。夢中になって遊んでいくうちに、木の温もりや風の手ざわりや森のにおいと仲良くなってほしいものです。

▲円形リング型遊具の設計図案

円形リング型遊具はさまざまな形態で、個々の椅子のデザインも美しいブランコ。大きなブランコは、大人になってからもワクワクします。森に、空間に、そのままダイブするような感覚で、思いっきり漕いでみてください。

この他にも、「遊びの森」の楽しみは多岐にわたります。しかもまだまだ進化の途中。今夏、新エリアの誕生でさらにパワーアップしそうな大雪 森のガーデンに、ぜひ遊びに行ってみてください。自然を身近に感じるだけでも、きっと元気になれるはずです。

【大雪 森のガーデン】
所在地:北海道上川郡上川町字菊水841番地8
電話:01658-2-4655
夏期営業期間:2018年4月28日~10月14日
夏期営業時間:
4月28日~5月18日 9:30~17:30(最終入園17:00)
5月19日~9月9日 9:00~18:00(最終入園17:00)
9月10日~10月14日 9:00~17:00(最終入園16:00)
入場料金:大人(高校生以上)800円(2018年5月19日~10月14日まで)